男性はなぜキャバクラに来るの?

merit
ポイント
・キャバクラは夢を見る場所
・万にひとつの「ひょっとしたら…」に淡い夢を
・真剣にさせてしまってはいけません!

男性の深層心理はわかりませんが…

しばらく前に、ある年配のお客様に「キャバクラの由来」について教わったことがあります。 キャバクラという業態が出来たのは昭和の終わり頃だそうで、「銀座のクラブ未満、新宿のキャバレー以上」というのがキャッチフレーズだったとのことです。
この場合のクラブって、私たちの連想するクラブではなく、たとえば石原裕次郎さんがブランデーグラスを傾けているような…そんなダンディでアダルトな場所だったそうです。
それに対して、キャバクラは明るくてみんなで気軽におしゃべりを楽しむ場所。いかにも「水商売のプロ」といった雰囲気の女性ではなく、普通っぽい女の子が接客することで、疑似恋愛の雰囲気が楽しみやすいとたちまち人気を集めてしまったとのことでした。
私には男性の深層心理まではわかりませんが、「疑似恋愛を楽しむ」という意味はなんとなくわかります。私も仕事中はそういう気分になりますし、「恋愛ドラマに出演している女優みたいな感じ」のオーラを出しているキャストもたくさんいます。
たぶん、お客様も「恋愛ドラマに出演している二枚目俳優」のような気分を味わいに、キャバクラにいらっしゃるのではないでしょうか。

「ひょっとしたら…」の曖昧さが大切

キャバクラは、恋愛の雰囲気にひたりながらひとときを楽しく遊ぶ場所。本気で恋愛をするところではありません。けれど男と女のことですから、そういいながら、ひょっとして真面目な関係になってしまうかも。
実際にはめったにないことなのでしょうが、可能性はゼロではありません。だからこそキャバクラは面白いと思ってくださるお客様もいらっしゃるようです。
確かに「キャバクラは疑似恋愛の雰囲気を楽しむところですから、本当の恋愛は絶対ダメですよ!」などと最初から念を押されたら、みんなしらけてしまうでしょう。「99%ありえないけれど、でも、ひょっとしたら」というわずかな曖昧さを残しているところが、男性にとって、キャバクラは魅力なのかもしれません。

真剣にさせてしまってはいけません!

お客様の中には、とても純真で真面目な方がおられます。女性関係の経験が少なく、疑似恋愛と本当の恋愛の区別がつかない方もいらっしゃいます。
キャバクラはディズニーランドと一緒だと考えています。お客様に夢を見てもらう場所、華やかな内容に華やかなスタッフ、そして夢の様なひととき。そんな夢の時間を少しでも長く提供することが私達のお仕事だと考えてみてはどうでしょうか。
しかし、なかには残念ながら「たくさんお金を使えば、お目当ての女の子と付き合える、結婚できる」とまで真剣に信じこんでしまうお客様も出てくる場合があります。その誤解は解くまでが大変ですし、大きな失望をして「お金を損してしまった!」などと本気で怒らせたり恨まれたりしてしまうこともあります。ですので、あくまでも夢を見るのはお店の中だけで相手を真剣に恋をさせるような言動や行為には充分に気をつけるようにしましょう。
疑似恋愛の範囲内で、営業トークとして「気のある振り」を見せるのは良いのですが、お客様をだますための嘘をつくのはNGです。そのようなテクニックを使って一時的にたくさんお金を落としていただいたとしても、最後はみんなが悲しい思いをすることになります。
キャバクラは、お客様が楽しく夢を見る場所。私たちはそのために、楽しいひとときを過ごしていただくお手伝いをするのがお仕事なのです。


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